マレーシアとシンガポールは、かつては一つの国であった。

発展し続ける大都市、マレーシアの首都クアラルンプール。

そしてアジアの経済の中心のひとつであるシンガポール。

偶然にもこの２都市に滞在する機会がやってきた。

クアラルンプールで撮影、シンガポールで表彰式に出席、という予定だったが、このプロジェクトのために出発直前でスケジュールを組み直し。

​2023年3月中旬、２都市で撮影することができた。

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​今回スポットを当てたのは２都市のウエットマーケット。両都市で早朝から市場の人々の日常を追ってみた。

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活気のあるクアラルンプール。

マレー半島の西側に位置し、多様な文化、歴史的な建築物や現代的なランドマーク、活気あるストリートフード、ショッピングモール、そして美しい公園が魅力的な街である。

またイスラムの国でもあり、宗教的歴史から多様な文化、建築、食、ショッピングが融合した魅力的な都市であり、発展し続けている魅力的な目的地である。

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市内の中心地から電車で移動、駅からさらに５分くらい歩く。

​アジア特有の雰囲気。そしてやはりバイクが多く走っている。

目的地に着くと、このまちで暮らす人々の日常が広がっていた。もちろん、ここに観光客はいない。

早速の撮影交渉。

​働く人たちは気さくに撮影に応じてくれる。

生肉や魚が売り場の棚の上に暑い中、長時間放置されている。

暑さのせいか、乾燥するのを防ぐため、バケツの水を定期的に肉にかける。

​そんな情景の中、笑顔を見せてくれる人たち。

良い雰囲気の中、撮影することができた。

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そしてシンガポールへ。

今やアジアの経済の中心、シンガポール。

民主主義国家ではあるものの、一党独裁政治が続き、街全体が隅々まで国家に管理されている印象を受ける。

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ここでもウェットマーケットへ。

​マレーシアの市場が衛生状態があまり良くないのとは逆に、シンガポールの市場はすべて衛生面で管理されていた。

虫がつかないように個包装された野菜。

​ショーケースで冷蔵された肉や魚。​​

すべてに生活水準の高さがうかがえる。

そして、カメラに笑顔をくれる働く人たち。

​多くの触れ合いを得ることができた。

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​生活スタイルは明らかに違うのに、人々の活気、表情は何も変わらなかった。

​撮影にご協力いただいた方々に感謝したい。